ヘナとは |

ヘナ(hennna)とは、インドやネパールから中国南部、北アフリカなどに広く自生するミソハギ科の低木で、日本では指甲花と呼ばれています。
白い花からは強い香りがあり香料として、果実に含まれる種子からはオイルが搾取され香水に利用されます。
葉は殺菌・消炎作用の薬として、また髪や肌、爪を染める染料として、また魔よけとして古くから使用されてきました。ヘナの葉に含まれるローソンという赤色酵素色素は、たんぱく質に反応する性質があるので、髪や皮膚、爪をオレンジ色に染めます。
エジプト時代、クレオパトラはヘナで爪を染めていたそうですが、これには魔よけや呪術的な意味のほかに、ヘナがたんぱく質に絡みつき、爪を丈夫にするという効果もありました。
インドでは富と吉祥の女神ラクシュミーが最も好む植物とされていて、現在でも結婚式やお祭りのときに手や足にヘナで模様を描く習慣があります。
インド伝承医学アーユルヴェーダでは、ヘナの葉から作った軟膏を皮膚病の薬として、また煎じ液は火傷や炎症の薬として使われていました。 
ヘナの染色効果について |

ヘナの葉を乾燥させて粉末にしたものを染料として使用します。
ヘナの粉を水で溶いたペーストを髪に塗り、時間を置くと、髪のキューティクルの隙間から色素が浸透して髪の大部分を占め、メラニンを含む毛皮質に絡みつき、染色していきます。ヘアマニキュアは髪の表面をコーティングしますが、ヘナは内部を染めていくので、色が落ちにくく、髪にはりが出ます。毛染めをしていない黒髪の場合は、染色されていても見た目にはわかりにくく、光が当たるとオレンジやワインカラーに見えることがあります。また、白髪や毛染めをしている髪はオレンジ色に染まります。髪のたんぱく質と絡み発色するため、髪の質により、また、毛染めしている色が残っている場合は、染まる色合いが違ってきます。
髪や頭皮に安全で、しかもトリートメント効果もある、自然な毛染め剤として世界中で愛用されています。 
ヘナのトリートメント効果について |

ヘナは髪の大部分(85〜90%)を占める毛皮質に絡むことにより、髪にはりを出します。さらに、キューティクルがはがれて傷んでしまった髪を補修し、髪の乾燥やぱさつきを抑え、ツヤを出します。
また、ヘナの葉には殺菌作用・収斂作用があり、バクテリアの繁殖を防ぎ、頭皮を清潔で健康な状態に保つため、育毛や脱毛予防にも効果があるとされています。 |